外肋間筋(胸式呼吸筋)
筋肉コラム
外肋間筋は肋骨と肋骨の間についてる筋です。
肋骨は全部で12本からなり、胸郭という胸のカゴを作っています
ちょうどその隙間を埋めるようにこの外肋間筋はくっついています。
筋肉の名前を覚える時のちょっとしたコツは外ほにゃららときたら
内ほにゃららがあると思って間違いないです。なので内肋間筋とうい筋肉もあります。
以前の記事で横隔膜は腹式呼吸筋だと名前を付けましたが
そうなるとこの外肋間筋は胸式呼吸筋となります。
この筋肉が収縮すると下についている肋骨を持ち上げるという動きをするので
結果としてこの胸郭が上に大きく膨らみます。
試しに胸一杯に空気を吸い込んでみて下さい。胸が膨らんでいるように感じませんか?
この胸が広がる事によって胸の中の気圧が低くなり、結果として
外から空気が肺に流れてきます。呼吸の仕組みの詳細は横隔膜のコラムを見てみて下さいね。
胸式呼吸とは
よく腹式呼吸と比べて悪いイメージがある胸式呼吸ですが
交感神経を高められるためにスッキリしたりやる気が出てきたりします。
ラジオ体操で行われる両手を上にあげて行う深呼吸はこの胸式呼吸です。
朝ラジオ体操をすると一日のやる気が出てきたりスッキリするのはこの胸式呼吸のおかげかもしれませんね
起始
各肋骨の下縁
停止
各肋骨の上縁
支配神経
肋間神経(T1-T11)
作用
肋骨を挙上する(吸気時)
肋間隙を支持し胸郭を安定する